‘お知らせ’ カテゴリー

つえの里だより 第76号

2017-03-25

第76号
平成29年3月

巻頭言 「輝きの春に思いを」
理事長 篠澤國雄

会員の皆様をはじめ、つえの里を利用してくださっている皆様、2ヶ月のご無沙汰でした。皆様お変わりありませんか?
私は90%の健康を保ち、少しでもまた一つでも珍しい物や知らない地域に行き、色々なものに触れて楽しい思いを感じつつ幸せを戴きたいと願っています。それを後押ししてくれるのが今の季節「春」です。
ただ思わぬ会議が計画され、それに参加しないといけないことがちょっと苦痛になってきている私になりました。でも、それから逃げて世の中に置いていかれるのは嫌ですから本職の店を休み、出掛けるという生活をしています。

つえの里だよりの「ちいさなたび」の取材で名古屋市の徳川園に行ってきました。詳しくは大津さんの記事と写真でお楽しみくださいね。僕は取材のときに色々触れさせてもらった時の気持ちを書きます。
三河線から本線に乗り換えて金山でJR中央線の電車に乗り換え、3個目の駅「ナゴヤドーム」のある大曽根で下車。案内に従い歩き、公園に着いた。障がい者手帳を見せ、「無料」で入った。この地域が暖かいのか色んな花が咲いていて軽く触れさせてもらいました。良い香りやソフトな手触りと色の説明や植物の名前の表示を読んでもらい、大きな池の周りや園内を歩き、良い散歩になりました。
お土産店で大きなどら焼きを三つ買い、3人で食した。園内のレストランで腹ごしらえをする筈だったのが、「もう腹いっぱい」となり、レストランには入らなかったので、メニューは判りません。
大きな階段はなさそうだから散歩にはよさそうです。その他の建物には入っていないから不明。ゲートを潜って入ったところで可愛い盆栽が迎えてくれましたよ。
最後に取材に行く電車は、車掌さんのアナウンスで「スマホをしながらホームを歩かないようにお願いします。大きな事故に繋がることがあります。」とあり、聞いていて今から20年ほど前のこと、それは豊田の駅前の今でいうと、「ばあちゃんブティック」の前の横断歩道脇に立って、迎えの人を待っている時、突然ぶつかってきた若者が「あぶないじゃないですか!」などと言ってきた。僕は「何を言うんだ!携帯を玩具にしながら歩いておきながら。俺は前から此処にいたわい!」と言い返した。すると若者の仲間らしい一人が「叔父さん、ごめんよ。やい、お前、さっき俺らが前に人がいるぞって言ってやったのにいうことを聞かないで『あぶないじゃないか』はないよ。だめだよ、携帯ではあそぶな」と言いながら何処かへ消えていった。
ではまた5月に書きます。お元気で!

事務所から

つえの里 管理者 戸嶋 静子

寒い冬から暖かな春の気配を感じるこの頃、皆様も春の風を受けながら外に出てみてはいかがでしょう。
私事になりますが、冬の間あまり運動する機会が少なかったせいか体が重く先日、自宅周辺を歩いたところ足が突っ張り、息も上がる状態で帰宅した私に家族の一言、「急に動いたらかえって体に悪いし、病院代の方が高くなる」、ごもっともですが内心は悔しく思う私でした。皆様も日々の生活の中で無理のない運動に心掛けて生活しましょう。

連絡

相談員が作成したサービス等利用計画をいただいた後、つえの里では個別支援計画書を作成します。その後、お客様に内容の説明を行い、押印をして頂いております。
ご協力お願い致します。

ちいさなたび
大津 廣子

もう春はそこまで来ていると思わせるポカポカ陽気に恵まれた2月最後の日曜日、今回のお出かけ先は名古屋市東区にある日本庭園。2月下旬から4月の上旬にかけて「花を誘う徳川園の梅、桃、桜」と題したイベントが行われているということでここに決定。
又、丁度その日は徳川園の「流し雛」なる行事も催されるということでその楽しみもありました。
後で知ったことだけどこの「流し雛」なる行事はあちこちで開かれており、それぞれに工夫がなされているらしく形も様々なようですね。
この徳川園は尾張藩第2代藩士、光友が元禄8年(1695)に自らの隠居所として大曽根屋敷を造営したことを起源とし、当時の敷地は約13万坪の広さで庭園内の泉水には16挺立の舟を浮かべたとか。光友の没後、この地は尾張藩家老職の成瀬、石河、渡邊3家に譲られたが、明治22年(1889)からは尾張徳川家の邸宅に。昭和6年(1931)名古屋市は19代当主義親から邸宅と庭園の寄付を受けたのち、改修、整備を行い翌年「徳川園」として一般公開。第2次世界大戦の大空襲で焼失。戦後現代的な都市公園として改修。平成13年に日本庭園として再整備し、16年に開園。

さて話しを戻します。9時15分に豊田市を発車する電車に乗り、知立駅で丁度着いたばかりの9時42分発の急行に乗りかえたんだけど、堀田で特急待ち、この急行は10時02分に堀田を発車しました。金山で下車し、JR線乗り継ぎの改札から出ようとしたら、名鉄電車の切符しか持っていなかったため、非情にも出口を塞がれシャットアウト。飛んできた駅員さんに自動券売機で「子供用」の切符を購入して一緒に入れてくださいとの説明を受け、そのようにして無事乗り継ぎ改札を通ることができました。
金山駅、10時20分発の中央線で大曽根へ。大曽根駅に着いたら何時もの如くどちらの方角へ向うのやらさっぱり判らず、窓口へ引き返して駅員さんに尋ねたら自前の案内図を渡され、詳しく説明してくださいました。それは徳川園と名古屋ドーム用の地図でしたが渡されたものには徳川園まで緑色の導線が引いてあり凄く親切で、いかに多くの人が尋ねるのかが伺えました。その地図を頼りに迷わずに行くことができました。ほぼ10分で行けますよ。
大曽根口から入り、中学生以上300円のところ、身障手帳提示で付き添い一人まで無料に。

一歩なかに入ると正面に大きな池がどんと目に留まりました。これは龍仙湖と名づけられた海に見立てた池で地下水を水源としているそうです。黒松や島々などを眺めながら右手に歩いていくと、そこは傾斜地の牡丹園で今の時期はわら囲いされた冬牡丹の真っ盛りでした。春の牡丹は4月の中、下旬が見頃らしいのですが、今の時期の牡丹も珍しくて何時までも見ていたい気分でした。

庭内を一周したあと又右手に進み、紅梅、白梅を眺めたあと、小さな茶室を発見しましたが、残念ながらその日は貸し切りで近づくことができませんでした。仕方なく前の道を散策しましたが、龍仙湖の一部に竹を割って道筋をつけた2本線が作られていました。ここにのちほど開催される「流し雛」が流されることになるのですね。
龍仙湖の真正面に位置する観仙楼というレストランやホールなどがある二層の建物の1階で流し雛が準備されておりました。それは直径15センチくらいかと思われる高さ5,6センチの竹の桶に紙で折った一対のお雛様が乗せられており、そのイベントに参加するための整理券を貰うために沢山の人が並んでおりました。先着150名と書いてあったけどまだ余裕はありそうでした。
園内をもう少し歩こうということで今度は左手から行ってみることに。東側に大曽根の瀧と名づけられた落差6メートルの三段の滝があり、龍仙湖とは標高差がやく11メートルもあるとか。

観仙楼の横を通り、エレベーターにて上に。ここには売店があり、葵の御門入りのお菓子、タオル他色々。外に出ると、たくさんの人達が歩いていました。左手には徳川美術館があり、それぞれの思いを胸に出入りしているのでしょうね。その姿を目で追いながら、食い気優先の我々は1個300円のどら焼きを買い、外のベンチに腰掛けて頬張りました。
お腹一杯になり、満足して元来た道を引き返して駅へと向いましたが、さてスムーズに駅に行けたと思いますか?

ニュースの目

篠田 進

新型点字ブロック拡大
名鉄、1万人以上利用の全駅
 全国で相次ぐ視覚障害者のホーム転落事故を受け、名古屋鉄道は2017年度末までに、1日の利用者が1万人以上の全40駅で、転落防止につながる新型の点字ブロックを導入する。
 ホーム内側を示す突起がある「内方線付き点字ブロック」を設置する。視覚障害者がつえや足で触れれば、線路とは反対の安全な方向を確認できる。
 名鉄が管理する272駅のうち、名鉄名古屋駅(名古屋市)や金山駅(同)など25駅は設置済み。残りの15駅ついて17年度末までに整備する。
 名鉄ではこれまで、設置の目標時期などを定めていなかったが、全国各地での転落事故を受け、昨秋から安全対策強化を検討する中で方針を決めた。
 一方で、転落防止に効果的だとされるホームドアの設置は、中部国際空港駅(愛知県常滑市)と上飯田駅(名古屋市)のみ。同社幹部は「駅の大規模改修などに合わせて、追加の設置を検討したい」と話している。
(2017年1月24日 中日新聞 朝刊)  

障害者対応要領策定43%
差別解消法 市区町村進まぬ理解
 全国の市区町村のうち、昨年4月に施行された障害者差別解消法で策定が義務づけられた対応要領を実際に作ったのは、施行半年後の昨年10月1日時点で43%にとどまることが分かった。対応要領は障害者が暮らしやすい街づくりを進めるため、職員がどう対応するかまとめた文書。相模原殺傷事件で共生社会のあり方が問われる中、障害者施策を進める市区町村の理解が進んでいない。
 法律を所管する内閣府が全国の自治体にアンケートした。その結果、全国1741の市区町村のうち、対応要領を作成したのは757だった。
 横浜市は幅広く障害者から意見を聞き、不当な差別として「障害を理由に会議、講演会、イベントへの参加を断る」ことを挙げ、視覚障害者への合理的配慮としては「ホームページにPDFデータのみでなく、音声に変換できるよう、テキストデータも掲載する」と明記した。具体的な対応要領があれば、自治体は障害者が社会参加しやすい施策を進めることができる。
 障害者が不利益を受ける問題は法施行後も続いている。昨年8月には埼玉県入間市共催の大相撲地方巡業で、障害者が車いす観戦を断られたことが明らかになった。
 職員が適切に対応するには、障害の種類や程度によって、どのような配慮が必要か知る必要がある。法律が市区町村に対し、自治体内で暮らす障害者や関係者らに意見を聞くなどして、対応要領を策定するよう義務づけたのもそのためだ。
 内閣府は「障害者団体と二人三脚で対応要領を策定する自治体もある。こうした試みが広がるよう働き掛けたい」と話す。
 障害者政策に詳しい慶応大の岡原正幸教授(社会学)は「法律の精神がないがしろにされている。障害者の見解を踏まえて具体的な対応要領を定めることで、法律の理念は実現する。早急に対処すべきだ」と指摘する。
 対応要領とは別に、障害者差別解消法は全国の市区町村に、障害者からの相談の解決を後押しする専門組織「障害者差別解消支援地域協議会」をつくるよう求めているが、設置は全体の29%にとどまる。
 
    地方自治体による対応要領の策定状況
自治体内で暮らす障害者や関係者に意見を聞くなどして、対応要領を策定する
 例えば、横浜市は「(聴覚障害者に対し)本人の希望を確認し、筆談や手話等で対応する」と明記
 具体的な対応要領があれば、職員は適切に対応しやすい
 全国の市区町村のうち、策定したのは43%のみ
(2017年1月29日 中日新聞 朝刊)

活動報告(平成29年1月・2月)

1月

5日(木) サービス調整会議(介護保険)
相談支援連絡会(相談支援)
11日(水) 相談支援部会(相談支援)
12日(木) 根川小学校 実践教室
18日(水) 中部ブロック会議(相談支援)
事務局会議(相談支援)
24日(火) サービス検討会議(相談支援)
25日(水) 大蔵小学校 実践教室
相談支援部会(相談支援)
中部ブロック会議(相談支援)
26日(木) サービス調整会議(介護保険)
27日(金) ヘルパー定例会

2月

1日(水) 相談支援部会(相談支援)
サービス担当者会議(相談支援)
3日(金) サービス調整会議(介護保険)
8日(水) 井上小学校 実践教室
中部ブロック会議(相談支援)
相談支援部会(相談支援)
9日(木) 古瀬間小学校 実践教室
10日(金) 相談支援事業委託ヒアリング(相談支援)
15日(水) 事務局会議(相談支援)
17日(金) 障がい者コミュニケーション推進シンポジウム
(相談支援)
20日(月) サービス検討会議(相談支援)
22日(水) 中部ブロック会議(相談支援)
サービス検討会議(相談支援)
24日(金) サービス調整会議(介護保険)
25日(土) 第一回統合失調症の歴史と現状講演会
(相談支援)
28日(火) 相談支援連絡会(相談支援)

編集後記

最近、花も咲き始め日中は過ごしやすくなっていました。
気分転換に外へ出かけるのも良いかもしれません。
その際には、花粉予防のためにマスクを忘れずに。
朝晩はまだまだ、冷える日もあるので体調に気を付けてお過ごしください。

つえの里だより 第75号

2017-01-30

第75号
平成29年1月

巻頭言
理事長 篠澤國雄

新年明けましておめでとうございます
会員をはじめ、つえの里を利用してくださる皆様、新しい年、2017年となりました。お変わりないことと思っております。私をはじめ、家族ともども幸せに新しい年を迎えることが出来たことを心より感謝しております。つえの里は例年通り1月4日に皆揃って事務所を開所しました。職員一同皆様の日々の活動の支えを今年も変わりなくさせていただく所存です。どうぞご支援宜しくお願いいたします。

私の元旦は例年通り、寺墓そして地域を守ってくださる氏神様を詣でて年始となります。そして兄弟やその家族の集いを計画し、今年も皆がニコニコと元気に来てくれました。年齢も高くなるので参加者が減っていくのはやむを得ないとしても集まってきた兄弟たちは「兄貴が呼んでくれるから皆の顔が見れて嬉しい、又来年も頼むよ」などと言って3時間ほどしゃべり、笑いながらそれぞれの家に戻っていきました。

4日の日につえの里だよりの取材で、大津、篠田、その孫の4人で尾張地方の中心の神社へ行きました。11時54分に一宮駅に着き、腹減らしの参拝などないなと思い、駅隣の寿司屋で寿司を食べたが、かなり混んでいて待ち時間が35分も掛かり、ちょっと疲れるなと思っていたら漸く運ばれてきました。食したら美味しかった。そんな訳で真清田(ますみだ)神社に着いたのは1時少し前で、山門を潜ってから40分くらい掛かって4、50メートルかと察するけど神社参拝を終えて駅に着いたのは2時5分くらいだったかな。豊橋行き急行14時21分に乗り、知立駅で15時20分に乗り換え、猿投着が54分でした。詳しくは大津さんの写真や記事でどうぞ。

今日(5日)は市役所障がい福祉課、介護保険課の部長さまに挨拶し、社協に寄り、挙母神社に参拝しようとしたが、駐車場が満車ということなので猿投神社に高木・戸嶋と参拝、流石に規模の違いと格の違いがあってか、人の多さもあったけれど真清田神社・挙母神社とは違ったものを再認識しました。出店もそれなりにあって子供にせがまれている家族もいたように感じました。参拝もスムーズで駐車場に止まっている車の出入りは多くなんとなく気持ち良く送ってもらいました。

最後に2日、3日のラジオは関東大学箱根駅伝の画面を見ての放送、僕はテレビの方が音の動きが感じられたから好き、家内はラジオを抱え、「今・・・」などの話をしてくれました。16年中の日誌のまとめや今年の抱負を音楽を聴きながらやりました。でも青山学園大学のアンカーが豊川高校の出身者でトップでゴールを決めたことは気持ち良く聴きました。では3月に又書きます。

事務所から

つえの里 管理者 戸嶋 静子

新年明けましておめでとうございます。つかの間の正月休みも終わり、新しい年度の始まりで活動をしているつえの里です。
本年も、皆様にとって、より良い年になりますようにお祈り申し上げます。
皆様を取り巻く支援事業、介護保険が色々変わっていく年でもあります。
つえの里も法令にのっとり皆様と共に考え、生活の質の向上に努めて参りますので宜しくお願い致します。

ちいさなたび
大津 廣子

1月4日、世間は仕事始めの日、でもまだしっかりお正月気分が残っている我々は年の初めのお参りに、偶然、電車の中吊り広告で見つけた一宮の真清田神社を選びました。
この日は朝から気持ち良く晴れていて10時30分に豊田市駅から発車する電車は2両編成で普通に混んでいました。高校生やサラリーマンも少し見かけるほどに。
途中、ちょっと寄り道したので11時54分に名鉄一宮駅に到着、もうお昼前なので参拝する前に腹ごしらえを、ということになり、駅ビルの1階にあるレストラン街(といっても餃子の王将やミスタードーナッツ、モスバーガー、サーティワンアイスクリームなどです)で嘉門があったので躊躇なく其処に決め、入ったところ椅子席は満杯で仕方なく靴を脱いで座敷へと上がりました。ここは夫婦連れ、老婦人連れのほか、仕事始めのあとで来たらしいサラリーマンのグループとか地元の仲間らしいグループの宴会で賑わっており、忙しいらしく暫くオアズケ状態でした。お腹が空いていたことも手伝って美味しく戴いたあと、目的の真清田神社への参拝です。駅員さんに尋ねていたので迷わずロータリーの方へと進み信号を渡って直進したのですが、そのあと一つ早く左折し過ぎたために神社の正面ではなく、横から入ってしまいました。でも無事に着いたので良いことにしました。

4日だったけどまだまだ参拝者の数は多く最後尾に並びましたが直ぐに後も長い行列が出来ました。横も10人ほど並んでいるのに身長が低いせいか中々先頭が見えてきません。「火の輪くぐりが300円」というアナウンスだけが何度も聞こえてきます。
40分くらい待ったあと漸く順番がきましたがお参りする時間はほんのわずか、直ぐに後ろと交代です。

この真清田神社のご祭神は「天火明命(あめのほあかりのみこと)」で皇祖「天照皇大御神」の御孫神に当たります。
神代、大和の国葛城山麓「高尾張邑(たかおわりむら)」をご出発され、神武天皇33年3月3日、尾張の国の当地に御鎮まりになられました。
4月3日は例祭日で「桃花祭(とうかさい)」といい、往古桃の木々が群生していた地といわれていました。さらに当社北西の近郊には木曽川の支流が流れていたことから、里人は桃の小枝を取り、自分の罪穢れを桃枝で祓い清め川に流し、除災招福を祈ったことをはじまりとしています。暦が太陽暦に改まったあとも明治43年まで旧暦3月3日に桃花祭を執り行っていました。今日、桃花祭に奉仕する宮司以下神職や神幸行列の全奉仕者は、桃の小枝を冠など被り物につけることを例としています。
なお、一宮市の地名は真清田神社が一之宮として永く現在に至るまで讃えられてきたことにより名づけられたようです。

さてお参りを済ませて左手に抜け、沢山並んでいる露店を横目にみて桜門を通り、ちゃんと鳥居を潜って神社を後にしました。

ニュースの目

篠田 進

災害情報の名称変更 「高齢者避難」を明記
内閣府は26日、集中豪雨などの災害時に、高齢者や障害者らの早期避難を促すため市区町村が出す「避難準備情報」の名称を、「避難準備・高齢者等避難開始」に変更した。8月の台風10号被害の際、岩手県岩泉町が情報を出したが意味が伝わらず、高齢者施設で多くの犠牲者が出たことを受け「わかりやすい名称にすべきだ」との指摘が出ていた。
 避難情報の在り方を検討していた有識者会議が同日、名称変更を求めた報告書を松本純防災担当相に提出、内閣府は自治体に変更を通知した。
 報告書は、避難準備情報について「高齢者らが避難を開始すべき状況という趣旨が分かりにくかった」と指摘。新名称では意味を明記して分かりやすくするとともに、ある程度浸透した「避難準備」の言葉を残した。高齢者だけでなく障害者らも対象となることから「高齢者等」とし、携帯電話の緊急速報メールの題名にも使えるよう全体を15字以内に収めた。
 また、市区町村が出す「避難指示」は、緊急性がより伝わるよう「避難指示(緊急)との表記に改めた。
 報告書は、高齢者施設の運営者らに対し、平時から自治体や消防団、近隣住民と連携して避難計画の作成や訓練を実施することをを求めた。
 内閣府は自治体向けの避難情報ガイドラインを来年1月にも改定、報告書の内容を反映させる。

    避難情報の新旧名称と内容
変更前 ➡ 変更後 呼びかける行動の例
避難指示 避難指示
(緊急) 緊急に避難してください
避難勧告 避難勧告 速やかに避難を開始してください
避難準備情報 避難準備・
高齢者等
避難開始 お年寄りや体の不自由な人、小さな子供連れなど避難に時間のかかる人と、その手助けをする方は避難を開始してください。それ以外の人は気象情報に注意し、危険だと思ったら早目に避難してください
(2016年12月27日 中日新聞 朝刊)

活動報告(平成28年11月・12月)

11月

2日(水) 相談支援連絡会担当者会議(相談支援)
4日(金) サービス調整会議(介護保険)
特別支援学級コーディネーター会議
(相談支援)
7日(月) ケアマネ研修事前打ち合わせ(相談支援)
9日(水) 指導監査(介護保険)
相談支援部会(相談支援)
11日(金) 包括居宅合同ケアマネ研修
16日(水) 事務局会議(相談支援)
17日(木) 童子山小学校 実践居室
21日(月) サービス検討会議(相談支援)
22日(火) 青木小学校 実践教室
24日(木) 駒場小学校 実践居室
相談支援部会(相談支援)
25日(金) サービス調整会議(介護保険)
28日(月) ヘルパー定例会
相談支援部会(相談支援)
29日(火) 土橋小学校 実践教室
30日(水) 加納小学校 実践教室

12月

5日(月) 相談支援従事者研修フォローアップ
(相談支援)
6日(火) 寺部小学校 実践教室
サービス調整会議(介護保険)
7日(水) 相談支援連絡会(相談支援)
相談支援担当者会議(相談支援)
11日(日) 理事会
13日(火) 大谷高校 実践教室
14日(水) 中部ブロック会議(相談支援)
相談支援部会(相談支援)
事務局会議(相談支援)
20日(火) サービス検討会議(相談支援)
相談支援部会(相談支援)
21日(水) 第三回合同会議(相談支援)
中部ブロック会議(相談支援)
26日(月) ヘルパー定例会
27日(火) サービス調整会議(介護保険)

編集後記
今年は、早速大雪に降られ大変な思いをした人も多いのではないでしょうか。
なにかと乾燥しやすい季節ですので、夏以上に水分補給をしっかり行い体調に気を付けてお過ごしください。
本年もよろしくお願いいたします。

つえの里だより 第74号

2016-11-24

第74号

平成28年11月

巻頭言「皆様へのお礼 他」
理事長 篠澤國雄

2ヶ月のご無沙汰でしたが、皆様お変わりありませんか?
僕は歳なりに95%の健康を保持しているつもりで散歩などしています。

ここから本文に入ります。
私は今年、思いもよらない大きな賞を戴き、6月5日には多くの皆様の祝辞を受け、本当に感謝しております。中々上手い言葉が見つからないけれど、あの日のことはつい昨日のことのように今も鮮明に覚えていて、嬉しいを通り越して、僕を支援してくださっている方々に対し、感謝の念で一杯です。本当に有難うございました。
陛下から戴いた賞状には次のような内容が書いてあったのでここで皆様に紹介させてもらいます。
「日本国天皇は篠澤國雄に多年自己の障害を克服し、他の障害者の指導に尽力したことについて黄綬褒章を授与する
平成28年4月29日  内閣総理大臣 安倍晋三
内閣府賞勳局長 幸田徳之」
と賞状に書いてありましたのでそのまま転写しました。
と、いうのは賞状の文字が点訳され添付してありましたので紹介しました。
改めて事務所職員や祝賀会を仕切ってくださった皆さんをはじめ会員の皆様、本当に有難うございました。こういう賞を貰ったから色々止めて気楽に、なんていう人もいるとは思うけど、僕の先輩で名古屋市の岩山(故人)氏は貰って止めるようじゃダメだよなと言ってより一層力を注がれたのを覚えております。
これからは今までとは違うことを、障がい者の「自分を含め」しあわせ感を得られる方向に向えたら良いなと思っている。といって障がい者だから甘えようというのではなく、一層勉強し、一般の方々に障がいの特性を知っていただき、その上で対応をしてくだされば、多分双方が良い形になるのではないでしょうか。そのための出前講師をさせていただきますので呼んでください。資料持参でお話しします。

次に「つえの里だより、ちいさなたび」の取材で高浜市吉浜人形まつりに11月13日の日曜日に行ってきました。最終日のためか人はまばら、でも僕にとっては幸せでした。何時もの3人(大津さん、篠田氏)です。案内してもらいながら説明を受けるのは人混みだとかなり迷惑をかけてしまうけど、人がまばらなのは視覚障がい者には楽です。
菊の香りが爽やかで作り物も見やすかったように思いました。昼食に立ち寄ったレストランの料理は豪華で美味しかったです。皆様も暇をみつけてこうした場へ行くのも心の健康のためになると思います。

最後に僕の若い時からの趣味はレコードをかけて聴くことです。気持ち良く楽しめて幸せです。皆さんのご希望があれば、またいつか何処かで。LP盤やEP盤、ドーナツ盤の童謡・唱歌・流行歌・ジャズ・クラッシック・民謡・浪曲まで、その日の気分でかけるものが違い、患者さんが聴いている「あれ、CDではないの?」「良い音だね」などと言われるとアホな僕は調子に乗ってまた違う曲をかけ、治療の方が手薄になりそうな時もままあります。楽しいですよ。暇にまかせてミカンでも食べ、お茶や茶菓子をつまみ聴くのは最高ですよ。

では次回は1月、平成29年です。風邪など引かないように注意し、楽しく過ごし、新年を迎えてください。来年もまた大いに応援お願いいたします。お元気で!

事務所から
つえの里 管理者 戸嶋 静子

季節が秋から冬に向かいつつあるこの頃です、皆様もお元気にお過ごしの事と思いますが、体調管理には気をつけてお過ごしくださいね。
皆様に相談支援の電話番号です。
070-2217-0579

お知らせ

今まで、日常生活用具の申請をつえの里にて、行っておりましたが、平成29年1月より名古屋市のハートフル大澤様に申請から納品までをお願いする事になりました。今後、必要な品物がある時は、つえの里に連絡くだされば、ハートフル大澤様から折り返し連絡が入りますので、よろしくお願いいたします。
白杖の申請につきましては、今まで通りつえの里にて行いますので、今後とも宜しくお願いいたします。
慣れるまではご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。
今年も残り一ヶ月あまりですが、今年も皆様には大変お世話になり、有難うございました。
つえの里の年末年始のお休みは、
平成28年12月29~平成29年1月3日です。
病気や、怪我に気をつけて良い年をお迎えください。

ちいさなたび
大津 廣子

11月13日(日)前日から続けての秋晴れに恵まれました。
次回は何処にしようか?と話し合っている時期に偶然駅で見つけた「人形小路菊まつり」の広告、「あ、ここがいいね!」ということになり、決めた所は高浜市の吉浜駅前の人形小路一帯で行われるイベントでした。今年は11月5日から13日までで、我々は最終日に行ったのですが、この日は名鉄ハイキング日と重なって碧南に向われるリュックを背負ったハイカーと乗り合わせ、4両の電車も座席は埋まってしまいました。吉浜駅は知立から五つ目で丁度18分。ホームは一つ、無人駅でちょっと寂しい駅でした。

当日は最終日で人出もまばらながら、駅前の案内板を見ながら早速スタート。生まれて初めてのスタンプラリーにも挑戦しながら①番から回り始めました。①番、②番は同じ1番館の中、②番の入り口から入ったのですが、これは三英傑の細工人形、なのに菊の香りが・・・何故?と不思議に思ったらすぐ隣に見事な菊人形がありました。題目は歌舞伎の「暫」で、吉浜菊人形や細工人形の生き字引といわれる人形師でもある菊師の神谷重明氏の作でした。その見事さ、華やかさにうっとり、とても感激しこれを見られただけでも此処へ来た甲斐があったと思いました。

吉浜の細工人形は360年の歴史があり、昭和39年に愛知県の無形文化財に指定され、吉浜細工人形保存会を中心に技術の伝承に努められております。人形の胴体を藁と竹で作り、和紙を張った上に自然物(貝殻・松かさ・木の実・ごま殻・竹・樹皮)を組み合わせて衣装の柄を表現することを特徴としています。毎年5月に新作が奉納展示されます。

また菊人形は、19世紀の末期に名古屋に黄花園(こうかえん)が開業し、菊の展示会から菊人形の展示をするようになりました。黄花園は業績を伸ばし、各地に出展するようになると、細工人形の製作技術のあった吉浜の職人に目が向けられ、黄花園の全国展開に大きく貢献しました。かかわる吉浜の職人も増え続けしばらくは菊人形のブームが続きましたが突然黄花園が撤退すると吉浜の職人は直接興行先から依頼を受け、全国の菊人形展に吉浜の菊師たちが出向いて活躍したため、地元は菊師不在状態。平成26年になって初めて開催することができたようです。

さて、今回のイベントに戻ります。菊の五重塔や地元の園児・小中学生による作品など盛りだくさん。順路でもある人形小路散歩道はレンガのラインになっていて狭いけどとっても判りやすく今回は迷わずに進めました。柳池院にある真田丸を最後に無事スタンプも集まり、おいでん横丁にあるゴールを目指しました。そこで割り箸のくじを引き、見事に3人ともスカで景品はライトの付くボールペンでした。その後一角にある持ち込みの手作り雑貨や昔おもちゃの店、最後にB級グルメのコケコッコを覗いたら、美味しそうな惣菜が並んでいたのでちょっと空腹を覚え、おからコロッケか野菜コロッケを1個ずつよばれ、満足。外に出てふと目に入った所が山車小屋で戸が開いていて中に「菊飾り山車」が納まっていました。これがイベント初日の5日10時から行進したものだったのです。1体1体素敵な人形が並んでいました。行列は見られなかったけど、誰もいない所でじっくり眺められとてもラッキーでした。

さて一通り見物したのでランチを摂れるお店を探しながら駅の方に向ったけれど、何にもなくて仕方なくもう一度逆戻り、前方にコーヒーの看板らしきものが目に入り、あそこに喫茶店があるよということで行ってみると「歌舞伎茶屋」でメインは2階にある人形歌舞伎でした。1階には趣味のお土産と一角にコーヒーコーナーがあるだけでした。がっかりしながら食事の摂れる所を紹介してもらうと、そこから割と近いらしいということでそこに行ってみることにしました。真っ直ぐ進んだあと三叉路を右に折れて踏み切りを渡ると県道50号が走っており、そこを左に行くともう看板が見えました。「しょうや」という車が50台ほど止められそうな大きなレストランでした。そこで大きなエビフライを戴き、お腹が苦しいと贅沢なことを呟きながらもと来た道を駅へと引き返しました。

ニュースの目

篠田 進

視覚障害者の事故防止
 東京メトロ銀座線の青山1丁目駅で、目の不自由な男性がホームから転落し、電車にひかれて死亡した事故から間もなく2か月。全国の駅にホームドアを設置するのは時間がかかりそうだが、周りにいる人が危険を知らせてあげることはすぐにできる。視覚障害者に、緊急時の声かけのポイントを聞いた。
(寺西雅広)

    声のかけ方にこつ
 「緊急時の呼びかけにはこつがある。そのことを知ってほしい」
 こう話すのは、日本盲人会連合(東京)の藤井貢組織部長(64)。自身も全盲で、駅のホームや街中で危険を感じることは少なくないという。
 藤井さんによると、特に気を付けてほしいのが、誰に呼びかけているのか明確にすること。もし線路に落ちそうになっている視覚障害者を見つけた場合、「危ない」と声をかけただけでは誰のことかわからない。「『白杖をお持ちの方』『盲導犬を連れている方』など、特定できるように言ってもらえると助かる」。駅の放送でも白線の内側に下がるように促されるが、「視覚障害者は、自分のことと自覚できていないケースがある」と指摘する。
 方向を指示する際も注意が必要だ。「右に寄って」と言われても、自分から見て右なのか、声をかけた人から見て右なのか判断できないからだ。方向を伝えるなら「白杖を持っている手の方へ」などと具体的に。とっさに言えない場合は、「止まって」などと簡潔に伝えた方がいい。
 視覚障害者との距離が近いと、手や体を引っ張る人がいるが、逆効果になりやすい。「急につかまれるとビックリしてかえって危ない」。肩や腕を軽くたたき、「危ないですよ」と注意を促すと、本人も冷静に対応できる。
 一方、視覚障害者はホームなどでわざと端の方へ進む場合がある。人とぶつかったり柱を避けたりするうちに、自分の場所が分からず、現在地を把握するために壁を探して歩くため。健常者からは意識しての行動か判断できないが、藤井さんは「わざと端へ進んでいるように見えても、危ないと思ったら声をかけてあげて。見てもらえているという安心感につながる」と話す。

 藤井さんも20年以上前に駅のホームから転落し、肋骨を骨折した。当時に比べれば点字ブロックは増え、青山1丁目駅での事故以降は、街で声をかけられる機会も増えた。「事故防止対策を国や鉄道会社に求めるだけではなく、皆さんに意識してほしいというのが私たちの本音です」

    緊急時以外は正面から
 緊急時以外の声かけにもこつがある。まず、できるだけ体の正面から声かけするのが基本だ。後ろからだと気が付きにくく、横からだと声の方を向いたときに体の方向が変わってしまい、「そのまま斜めに歩いてしまう可能性がある」と藤井さんは強調する。

 誘導するときは、視覚障害者の半歩前に立ち、肘や肩に手を置いてもらう。立つのは白杖を持っていない側。歩く速さは視覚障害者に合わせる。階段では視覚障害者の体を無理に持ち上げようとする人もいるが、足が地面に着いていいないと不安に感じる。「基本は視覚障害者が自分で動き、その動きをガイドすると考えてもらえれば」
 最近、困っているのはキャリーバッグと歩きスマホ。キャリーバッグが点字ブロックの上に置かれていると、足に絡んで転倒しやすい。歩きスマホは、歩く速さが周りと変わらないため、視覚障害者もスマートホンを操作しているとは思わず激しくぶつかりやすい。「ゲームをしている人の動きは予測不能。周りを意識して」と訴える。

    視覚障害者への声かけと誘導のポイント
Point 1 普段の声かけはできるだけ体の正面から
Point 2 「誰に言っているのか」「方向」を明確に
Point 3 階段では上りか下りを伝える
Point 4 誘導する際は手や白杖を引っ張らない
Point 5 盲導犬や白杖を持っていても大丈夫と思わず声かけを
(2016年10月6日 中日新聞 朝刊)

活動報告(平成28年9月・10月)

9月

2日(金) 介護サービス事業所講習会(介護保険)
3日(土) つえの里ヘルパー定例会
6日(火) サービス調整会議(介護保険)
7日(水) 相談支援連絡会・担当者会議(相談支援)
14日(水) 中部ブロック会議(相談支援)
相談支援部会(相談支援)
15日(木) 実践教室 巴ヶ丘小学校
相談支援従事者研修フォローアップ
(相談支援)
21日(水) 相談支援部会(相談支援)
27日(火) サービス調整会議(介護保険)
28日(水) 中部ブロック会議(相談支援)
合同会議(相談支援)

10月

1日(土) 精神保健福祉地域普及講演会(相談支援)
5日(水) 相談支援連絡会(相談支援)
臨時相談支援部会(相談支援)
7日(金) 実践教室 石畳小学校
12日(水) 相談支援部会(相談支援)
成年後見人講座(相談支援)
20日(木) 理事会
サービス検討会議(相談支援)
21日(金) 実践教室 大谷高校
25日(火) サービス調整会議(介護保険)
26日(水) 相談支援部会(相談支援)
27日(木) 事業所説明会(介護保険)

編集後記

東京では54年ぶりに11月に初雪を観測するなど急な天候の変化があり、インフルエンザなど体に不調が出やすい季節でもあります。
温度調節のしやすい服装で、手洗いうがい、こまめな水分補給をして、体調に気をつけてお過ごしください。

つえの里だより 第68号

2015-11-26

第 68 号

平成27年11月

 

巻頭言「秋に咲く花に寄せて 他」

つえの里 理事長 篠澤國雄

猛暑の夏から秋になり、疲労感の出る今日この頃、つえの里利用者、会員の皆様はお変わりありませんか?

2ヶ月の御無沙汰でしたが、私はなんとか頑張っております。11月は秋たけなわ、紅葉など楽しみにしつつ一般の方々は過ごしておられるであろうと想像しつつも、私は季節の中で憂鬱になるので好きではありません。でも秋に咲く花は殆どが香り良し、触れてみても花びらがしっかりしているので安心して触れられる。その上に手に良い残り香がついて来てくれるので気持ち良く楽しめます。僕の家の庭に咲く小菊も朝雨戸を開けると「おはよう」と言わんばかりに香っています。そこでつえの里だよりの「ちいさなたび」の取材を兼ねて名古屋城の「菊花大会」に大津ヘルパー、篠田氏のいつもの3人で行ってきました。菊人形が10数年前は何体もあって説明を聞き香りに浸り嬉しい限りでしたが、今年は3体のみ。費用が掛かって止めたのかどうかはわからないけれどちょっと残念でした。菊花大会の方はかなり工夫され、充実感に燃えているのだなと思いました。

 

しかし我が家の侘しく咲いている花のことを思ったら、香りが薄いなと感じました。形や色や大きさを競うだけではなく、香りにも力を入れて欲しいななどと想い帰途に着きました。又今回も大津さんの記事で楽しんでください。この便りが届くころには多分菊祭りは終わっていることと思いますが、来年を楽しみにこの時期を忘れずにお出かけされるのをお勧めします。

 

最後にアイシンの50周年記念コンサートの招待をいただきましたので久しぶりのコンサート「森山良子と秋川雅史」さんの素晴らしい歌声に2時間浸ってきました。

演歌とはちょっと違っているのでと思いきや会場はかなりの人が入られたようでした。

会場で歌われた曲が入ったCDを2枚買い求め、家のホームステレオに掛けて聞いてみたらやっぱり生には敵わないねと思いました。特に秋川さんには専門のピアニストが付いておられたようで、北島三郎の「祭り」を秋川調でピアノの素晴らしい伴奏は僕にとって最高の嬉しさでした。北島さんとは全く違って本当の声楽「クラシック」の歌い方、よくもあんな風に歌えるわいと感動しました。森山さんとはデュエットもあり、森山さんが負けるものかとでも言わんばかりの声の張りに対し、一層の良さを感じました。買って行ったCDで同じ曲を聞きましたがちょっと力の入れ方が今ひとつのように聞こえました。アイシン工業さん、素晴らしいコンサートの招待ありがとうございました。より一層の繁栄を祈ってやみません。

では新しい2016年1月までお元気で!

 

 

事務所から

つえの里 管理者 戸嶋 静子

紅葉の季節の中皆様も秋を満喫していますか(・・?きっと美味しいものを沢山食べて元気にお過ごしのことと思います。

私事ですが、11月の初めに長野県に出掛けて来ました。色づく紅葉や綺麗な山並みに感動してリフレッシュして来ました。

秋が終われば今年もいよいよ終わりに近づいて来ます

年末年始になります。ヘルパーを依頼される利用者の方は必ず

つえの里までご連絡を下さる様お願い致します。(つえの里の活動把握と緊急対応に必要が生じた時のため)今年も寒さが日に日に増して来ます年末にかけて皆様方も体調管理に気をつけてお過ごし下さい。

 

お知らせ

6月に亡くなられた上田英雄様のご遺族の方よりCDコピー機のご寄付を頂きました。皆様のもとにも音声の便りに使わせて頂きます有難うございました 合掌

 

ちいさなたび

大津 廣子

10月25日(日)は、晴れましたが秋風が冷たい一日でした。

豊田市駅を9時30分に発車する4両編成の知立行きに乗って、丁度この日から11月23日まで名古屋城で開催される名古屋城菊花大会に行ってきました。

愛知の菊人形は江戸時代後期に菊の栽培が盛んになり、鳥の形などを菊で作る「菊細工」が作られ始めたのが始まりで、顔を人形で作り、からだ全体を菊で飾った菊人形が作られるようになり明治20年ころには全国に広まったとか。

金山から地下鉄の名城線に乗り市役所で降ります。長い階段を上がって地上に出ましたがやはり寒い!東門から入り、身障手帳を提示して本人と付き添い一人まで無料で入れました。中に入って先ず目に飛び込んできたのが「はち丸」クンです。

はち丸は名古屋城開府400年事業のマスコットの一人で性別は男、1610年(慶長15年)の生まれで、400年の旅人と呼ばれている。

今回は「花と緑の夢あいち」のサテライト会場名古屋エリアのひとつであるこの名古屋城に出没中でした。そのはち丸クンにいきなり出会ってしまったので、東門に飾ってあった目的の菊人形を見落としてしまいました。正門まで行って2代藩主の光友、千代姫の夫婦人形の2体が目に入ったとき、あれ、こんだけ!?とがっかりして城内のスタッフに尋ねたら東門にもう一体ありますよとの返事。

それでも一体だけなんだな、何年振りかで訪れてみたら・・・。そういえば前に来たときに菊師の高齢化と後継者不足の話しを聞いたことを思い出しました。まあ、寂しいことだけれどこれも時代の流れかな。

話しは後先になったけれどはち丸の写真を撮ったあと、目に付いた二の丸の茶亭にてお抹茶を戴きました。地元の美術館で戴く抹茶よりも若干お値段は張りますがとっても美味しく戴きました。

気を良くして歩いていくと匂ってきました、菊の香りが。ここからは菊花展の鑑賞です。大菊1本仕立て、5本仕立て、ダルマ作り、千輪咲き、岩や古木に苗を挿し木した盆養、盆栽などなど、何度見ても良いものです。どのコースも一定の決まりごとがあって、菊丈や花の大きさを揃えたり、鉢の大きさ、色彩、総合美を競う厳しいものですね。

真ん中には菊の花壇がしつらえてあり、一般の家庭で育てる菊類が鉢植えのまま並べられ、合掌造りのミニチュアもありで、これも目の保養になりました。

流れのまま、正門の方に歩いて行って2体の菊人形を鑑賞したあと、教えられた東門に戻って初代藩主の義直の人形を見たら、お腹が空いてきました。

さて、どこで昼食を摂る?という話しになりましたが、外に出ても何にもないだろう、かといって正門まで戻るのもおっくうだし、前回と同じく近場のきしめん亭へと。店内は結構込んでいて、おまけに食券売り機が進化していたので、それなりの年齢の婦人が中々上手く使えないらしく、店のおばさんが見かねて出てきて、それから後の客には店員さんが機械を操作してくれました。天ぷらきしめんとおでんを頼み、外の席を陣取って貰った食券の番号を呼ばれるまでおとなしく待ちました。

お腹も満たされ、席が空くのを待っておられる方に席を譲ってまた東門から名古屋城を後にしました。

 

 

ニュースの目

篠田 進

乳がん検診 毎年受けても

月1度自己チェックを

乳がんで手術を受けたタレントの北斗晶さん(48)は、検診を毎年受けていたにもかかわらず、2センチの大きさに成長するまで見つけられなかった。ただ、1年で急速に増殖する例も珍しくなく、専門家は「検診で問題なくても、月に1度は自己チェックを」と訴える。  (山本正嗣)

1年で数センチの増殖例も

愛知県の主婦(53)は45歳の時に、左胸に乳がんを患い、全摘手術を受けた。その6年前から毎年、マンモグラフィーとエコー、視触診の検査を受けていたが、1度も異常を指摘されなかった。

最初の異変は生理直後の左胸の鈍い痛みから始まった。その年の検診時に医師に伝えたが、医師から「乳腺が腫れているだけ」と言われた。微熱や体のだるさも出てきたため、1年後に受診。数センチ大のがんと、鎖骨のリンパ節への転移が見つかった。今のところ再発していないが、主婦は「検診で安心していた。もっと早く受診すればよかった」と悔やむ。

名古屋医療センター(名古屋市)乳腺科の森田孝子医師(53)によると、検診の合間に自覚症状が出て見つかるケースは「決して珍しくない」という。

その一つが、急速に増殖するタイプ。多くの乳がんは1センチの大きさに育つまでに10年かかるといわれるが、一部は分裂が早く、1年で数センチになるものも。タイミングが合わなければ早期発見は難しい。

マンモグラフィーでは、初期のがんの恐れがある「石灰化」と呼ばれる砂粒状の影はよく見分けられるが、正常な乳腺も腫瘍も白く映るため、、がんが小さすぎたり柔らかかったりすると、正常組織との見分けが難しい。鎖骨や乳房の下部など、撮影されない部分にがんができることもある。

森田医師は「マンモグラフィーは、触診で分からない小さながんを見つけられる。定期的な検診は不可欠」とした上で「精度の高いマンモグラフィーが行える医療機関で検診を受けて」と勧める。参考になるのがNPO法人「日本乳がん検診精度管理中央機構」(名古屋市)のホームページ(「精中機構」で検索)だ。

検診の合間は、日常の自己チェックが早期発見につながる。ちょっとした変化を察知するため「お風呂などのときに普段から自分の体を見て、触ることが大切」(森田医師)だ。正常な乳腺は柔らかい脂肪と異なり固い。がんのしこりと区別するため、森田医師は「検診の後によく触り、自分の乳腺の硬さを知っておくこと。少しでも違和感があったら、乳腺の専門医を受診して」と話す。

乳がん撲滅を目指すNPO法人「J・POSH(日本乳がんピンクリボン運動)」(大阪市)はホームページ(「J・POSH」で検索)で自己チェックの仕方を公開している。

乳がんと検診

母乳をつくる乳腺小葉や乳管にできるがん。日本では女性の12人に1人がかかるといわれ、女性のがんでは最多。2014年の死亡者は13,240人で前年より微増。国は40歳以上に2年に1度、マンモグラフィーと視触診による検診を勧めているが、13年の受検率は34%にとどまる。

自己検診方法

①   鏡の前で後ろで手を組み、乳房に「くぼみ・ふくらみ」 ただれ・変色」「引きつり」はないかを見る

②   4本指で「の」の字を書くように指先で軽くなでて、しこりの有無を調べる

③   指先で乳頭の根元を軽くつまみ、血が混じったような分泌物がないか調べる

④   あおむけに寝て、背中の下に低めの枕かたたんだタオルを入れ、乳房を触ってしこりの有無を調べる

(2015年10月6日 中日新聞 朝刊)

 

活動報告(平成27年9月・10月)

9月

2日(水)     相談支援連絡会 (相談支援)

3日(木)     巴ヶ丘小学校 実践教室

4日(金)     サービス調整会議(介護保険)

8日(火)     相談支援初任者研修(相談支援)

9日(水)     相談支援部会(相談支援)

10日(木)     相談支援初任者研修(相談支援)

11日(金)     サービス担当者会議(介護保険)

14日(月)     サービス担当者会議(介護保険)

17日(木)     アルコール関連問題ワーク(相談支援)

19日(土)     相談支援専門員等研修(相談支援)

24日(木)     相談支援部会(相談支援)

25日(金)     サービス調整会議(介護保険)

相談支援フォローアップ研修(相談支援)

26日(土)     認知症研修(介護保険)

30日(水)     地域自立支援協議会(相談支援)

 

10月

1日(木)     石畳小学校 実践教室

5日(月)     サービス検討会議(相談支援)

6日(火)     サービス調整会議(介護保険)

7日(水)     相談支援初任者研修(相談支援)

相談支援協議会(相談支援)

8日(木)     相談支援初任者研修(相談支援)

11日(日)     つえの里ヘルパー研修会

15日(木)     理事会

16日(金)     東広瀬小学校 実践教室

22日(木)     大谷高校 実践教室

27日(火)     サービス調整会議(介護保険)

28日(水)     自立支援協議会(相談支援)

29日(木)     大谷高校 実践教室

30日(金)     サービス提供研修会(相談支援)

 

 

編集後記

 

暖かいと思えば急に寒くなったり、季候が不安定な日が続いています。体調をくずしやすい時期なので、体温調整のしやすい服装などで工夫して、体に気をつけてお過ごしください。

 

特定非営利活動法人視覚障害者センターつえの里

〒471-0068

豊田市横山町4-3-2

電話0565-31-3381

ファクス0565-31-3473

e-mail tue-sato@hm5.aitai.ne.jp

つえの里だより 第67号

2015-10-02

平成27年9月号

【巻頭言】

「東日本の水害に思うこと」
篠澤國雄
つえの里支援者、利用者、会員の皆様2ヶ月のご無沙汰でしたがお変わりありませんか?
今年は気候不順であり、台風も多く大雨があちこちで降っているようです。特に台風18号の低気圧の雨や17号台風の二つの空気の重なりで東日本は過去に経験のないほど大雨に襲われ、その結果何箇所かの川の堤防の決壊、越水などにより思わぬ被害に遭われた地域の皆様方に心からお見舞い申し上げたいと思います。もし豊田にもあのような雨が降ってきたら同じような被害に遭うだろう可能性を考えてしまう。豊田市でも過去に何回かは雨や水が溢れてきた結果、被害を蒙っている。でも当時とは違って開発が進んでいるためにかなりの被害になるのではないかなと心配になります。もの凄い音の雨が降ってきたら、それぞれどういう体勢をとったらいいのかを考えてもらいたい。今、自分の家の地区の過去の土地がどんなであったのかを知っておくことも必要だと思います。
消費税10%になると同時に食品関係を軽減税率を導入するというのはすでに国会で認められていることは皆様すでに報道でご存知と思います。ところが買い物をした時は税率10%を払い、後から「マイナンバー」を使い、払い戻すという制度にしたいというニュースを最近聞きましたが、もし本当に決定したら個人情報など漏れてしまわないかと心配ですし、我々視覚障がい者の立場からいえば、「マイナンバー」というものは国民阻害といってもいいような気がする。障がい者差別にも当たるでしょうし、高齢者からみてもやっぱりいじめになるのではないかと思います。また後から振り込まれたとしても軽減税の嬉しさは全く感じるわけにはいかない。特に「マイナンバーカード」は見えない者に持てといわれてもその数字さえ読めない人々に対して侮辱だ。見える人は、他人に知られずに対応出来るけど、私たちはオープンになるからだめです、と言いたい。軽減税率導入の旨味はどこにあるのかも感知なしとなりそうです。皆様も充分に注意してください。総理が優しさをもってくださるのであれば我々に幸せ感をください。
最後に9月13日の日曜日に、長久手の万博記念公園で開催されている愛知万博閉会後10年の節目に「花と緑の博覧会」に行ってきました。つえの里便りの「ちいさなたび」で紹介しようといつもの大津さんと篠田氏とで行ってきました。僕はせっかく来たのだから西口にだけ現存する万博の時の「グローバルループ」の185メートルをもう一度歩きたいとの前々からの望みを叶えてきました。色々な場所にこのグローバルループを移設して木道として再利用されているけれどやっぱり万博で作られた物は幅広で歩きやすい。でも10年という長きに雨や風、雪に晒された結果、かなり痛んでその部分だけ修復された板もありましたが、その当時の雰囲気はやっぱり残っていて嬉しくなりました。元を正せば、バリアフリーの会議で僕の発言で出来たものですからね。
この楽しい記事と写真の話は大津さんの素晴らしい記事で楽しんでください。
雨を心配し、傘を持って行ったけれどお守りとなって軽快とはいえないが結構楽しく歩いてきました。
ではまた11月に書きます。お元気で!

【事務所から】

つえの里管理者 戸嶋 静子

平素はつえの里の事業にご協力有難うございます。
熱中症に気を付けてと言われていた夏も終わり、秋の気配を感じられるこの頃、皆様もお元気でお過ごしと思います。
先日総務省より福祉有償運送の聞き取りがあり、その中で慢性的に運転協力者の不足はあるそうです。つえの里も例外ではありません。福祉有償運送を使い移動出来る事は良いことですし、全員の方々が困ることなく使えれば一番です。しかし、つえの里のヘルパーさんの高齢化に伴い運転協力者が減っています。この現状を理解して頂き、公共交通機関で移動出来る所はお願いできればと思います。お互い仲間同士の譲り合いの精神が大切ではないでしょうか、皆様に申し訳ありませんが、気持ち良く外出していくことはつえの里の理念ですので忘れることなく努力してまいります。

 

【ちいさなたび】

9月13日(日)、天気予報では傘マークが付いていた日でしたが、出かける時間帯は雨の心配はなさそうでした。
愛知万博10周年のこの秋に、全国都市緑化愛知フェア「花と緑の夢あいち」が9月12日~11月8日まで開催されます。開催2日目の今日はリニモもさぞや混雑するかと思いきや、空き空きでした。
記念公園に着いて上から眺めると駐車場はもはや満車に近い状態でした。そうか、日曜日だもんね、と納得。
やはり一番人気は「ジブリの大博覧会」でしょうか。会場での混雑が予想されるのか、八草のリニモ駅で入場券を販売しておりました。

全国都市緑化は国・地方公共団体及び住民等の協力による都市緑化を全国的に推進し、緑豊かな潤いのある都市づくりに寄与することを目的として毎年開催されています。因みに来年は横浜市だそうです。
さて、メインとなる会場は此処ですが、サテライト会場も幾多あり、10月開催のとよたガーデニングフェスタwithとよたスタジアム、エコフルタウン、都心のまちなかがサテライト会場になるそうです。

コンセプトは四つの楽章に分け、テーマ性を持たせた催しを楽しめる。9月12日~27日は第1楽章で‘想‘~夏(万博)の思い出。万博の思い出と未来への想いを再確認する楽章です。
12日、13日は大芝生広場にて県民参加ステージが催され、公募で集まった出演者がそれぞれの特技を披露していました。周りの数々のケータリングカーにて販売されている世界の料理やドリンクを片手に見入っている観客は老若男女、またグローバルマーケットでは万博を思い出させる品々が小規模ながら出展しており、それらを眺めるのが嬉しくて楽しくて・・・。また子供が楽しめそうな体験コーナーも幾つかあり、亀のコーナーには石に張り付いた3センチほどの子供のスッポンも水槽に入っており、小さくてとてもかわいい者でした。
センターエリアでは愛知県内の業者等が技を競って出展した庭作りが楽しめ、花の棚田は芝生の中に愛知県内の花がいっぱい咲き誇っていました。

面白いのは三日月休憩所横のトイレは土・日に限り、普段は男性用のトイレが女性専用となり、男性用のトイレは仮設トイレが並んでおりました。

このあと、暫く既存の散歩コースを散策したあと西口に行き、土日だけ営業しているという店でお昼ご飯を買い求め、万博後に出来たという休憩所で戴きました。
さて、今度は西口にだけ残されているというグローバルループ巡りです。今回も道路を間違えて係りの人に「そこは立ち入り禁止ですよ!」と大声で注意を受け、慌てて引き返して再度辺りを見回して確認、今度は間違えませんよ。歩いてみると結構痛んでいてボロボロの板、修理されている真新しい板、少し前に交換されたらしい板、下を見ながら「これは最近張り替えられたものだね」なんて言いながら通りました。
このまま道なりに進むと西口の駐車場の方に出て、また中に入ると西口休憩所の方に出てしまいました。今度はこいの池の方で花々を眺め、「公式記念品売店」で買い物タイム。マスコットのモリゾー・キッコロが花冠で登場したグッズの数々、ハンカチ、Tシャツ、クッキー、せんべい、バウムクーヘンなどが並んでおりました。私が購入した物は内緒です。
このあとは観覧車を左前に見ながら坂道を登り、駅へと戻りました。

【ニュースの目】
豊田市「南海トラフ」独自被害想定公表
中山間地9割孤立の恐れ
豊田市は28日、南海トラフ巨大地震に関する独自の被害想定を公表した。昨年5月に県が出した想定を基にさらに細かく調査し、建物や人的被害数を小中学校区単位で明らかにした。中山間地の集落の9割が孤立する恐れがあることも浮き彫りになった。  (河北彬光)

県が公表した被害想定は市町村単位だったが、市は地域ごとの防災に役立てるため、さらにエリアを小さく区切って調べた。考えられる最大級の地震として、マグニチュード(M)9の「千年に1度起きるかどうか」という地震を前提にした。
市内全体の死者数は県の想定で200人だったのに対し、市の調査では184人に減少。建物の全壊・焼失数も4,300棟から3,933棟に減った。ともに詳細な調査によって見直された結果だ。
27中学校区別でみると、市南部に被害が集中することが明らかになった。特に深刻なのは前林中学校区で、死者数は最も多い38人。建物の全壊・焼失も同じく最多の858棟に上がった。市消防対策課は「市南部は住宅が密集している上、強い揺れも想定されているため厳しい数字が出た」と分析する。
県が公表していなかった孤立集落の調査は、中山間地の225集落を対象に実施。うち9割にあたる203カ所が、土砂崩れによる道路寸断などで孤立する恐れがあることが分かった。
帰宅困難者数を地域ごとに見ると、大学や工業団地が集中する猿投地区西部(浄水町、保見町など)が最多の7,400~1万人。市中心部の豊田市駅一帯は、4,100~4,300人と推定された。市内全体では、県の調査と同じ48,000~53,000人だった。

市はこの日、詳細な調査結果をホームページに公表した。来年1月に市地域防災計画を改定するほか、4月には想定をまとめた地図を全戸に配布する。太田稔彦市長は「地域ごとにどういう対策が必要か、議論を深めたい」と話した。

中学校区別の被害想定
中学校区 →死者人数→全壊・焼失棟数
崇化館           7        157
逢 妻    10    219
朝日丘    12    250
高 橋     1     13
豊 南     6    109
益 富        0      6
竜 神       14    339
美 里       1     12
梅坪台       2     53
末野原       6    132
上 郷    23    506
松 平     1     16
前 林    38    858
藤 岡       0
高 岡    24    490
藤岡南     1     14
若 園    22    440
小 原         1        8
猿 投        1     20
足 助        3        43
井 郷       4         95
下 山       1         24
猿投台       3         56
旭       1         8
保 見       2         42
稲 武       1         17
石 野       0          5
合 計   184    3933
*単数処理のため合計数は一致しない
(2015年8月29日) 中日新聞 朝刊)
【活動報告】

(平成27年7月・8月)

7月
1日(水) 相談支援専門員連絡会(相談支援)
3日(金) サービス調整会議(介護保険)
相談支援連絡会(相談支援)
8日(金) サービス検討会議(相談支援)
19日(日) つえの里総会
22日(水) 相談支援部会(相談支援)
24日(金) サービス調整会議(介護保険)
27日(水) 相談支援部会(相談支援)
30日(木) 事務局会議

8月
3日(月) 相談支援連絡会(相談支援)
5日(水) サービス調整会議(介護保険)
サービス担当者会議(相談支援)
6日(木) サービス検討会議(相談支援)
12日(水) 相談支援部会(相談支援)
18日(火) 相談支援従事者研修(相談支援)
19日(水) 相談支援従事者研修(相談支援)
20日(木) 理事会
盲人用品研修
24日(月) 精神福祉講習会(相談支援)
25日(火) サービス調整会議(介護保険)
26日(水) 相談支援部会(相談支援)
27日(木) アルコール関連問題ワーク(相談支援)
28日(金) 実践教室
29日(土) ヘルパー研修・定例会

【編集後記】

日中は日差しが強くて暑く、朝晩は冷える日があったり
台風の影響で、天気の悪い日が続いたりしますが、体調を崩さないように気をつけてお過ごしください。

特定非営利活動法人
視覚障害者センターつえの里
〒471-0068
豊田市横山町4-3-2
電話0565-31-3381
ファクス0565-31-3473
e-mail tue-sato@hm5.aitai.ne.jp

ホームページ開設

2015-07-02

2015年7月、「つえの里」のホームページ開設いたしました。

    特定非営利活動法人
    視覚障害者センター
    つえの里
    〒471-0068
    愛知県豊田市横山町
    4丁目3番地2
    0565-31-3381
    営業時間:9:00~17:30
    ※日曜定休

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