つえの里だより 第70号

2016-04-02

平成28年3月

 

巻頭言「春うらら」

理事長 篠澤國雄

皆様春3月、いい季節になってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

私はこの季節が大好きです。でも今年のように気温の変化が多く、また天候も不安定、これはちょっと困りますよね。

それを向こうの方へ飛ばせれば飛ばしてやりたいね。

野山の草、木々も芽吹き、人の足音も軽やかさを感じられるし、香りの良いものが多くて楽しくなります。目で見る代わりに香りで草木の芽吹きや花の開花を観賞します。

私はよくタクシーを利用しますが、その時窓を少し開け、春らしい香りの空気を車内に取り込み楽しく事務所への出勤となります。本来は電車・バスでの移動が一番だと思っておりますが、32分以上掛かるので、値上がりして厳しいのですが、やっぱり15分程度で着いてしまうタクシーを呼んでしまいます。それと運転士さんとのやり取りも楽しみの一つ。このひと時の会話にも季節の変わりを話してくれる人、歌の話しやスポーツの話し、また時には政治の話しをする人もいて結構15分が短く感じることもあります。

季節の話しの中には桜や木犀や草の花など、海釣りをする人はその季節ごとに釣れる魚の話題などなど、いい勉強になります。街歩きの話しをする人もいて、僕も歩くことは好きですから、話しにのっかり歩く話題に花が咲き、瞬く間に事務所に着いてしまいます。

最後につえの里だよりの「ちいさなたび」コーナーの取材で常滑のイオンに大津さんと篠田氏とで行ってきました。何せあまりにも規模がでかくて何が何処にあるのやら一度では説明は無理だと思いながらあちらこちらと歩いて、色々見学させてもらいました。行きは空港まで行ってからシャトルバスでイオンに行き、帰りはりんくう常滑という駅から乗り帰ってきました。この駅は準急が1時間に2本しか止まらないけどそのまま神宮駅まで乗ってくれば、何にも抜かれないで帰ってこられるかと思います。

駅とイオンとは数10メートルの地点にあり、多分イオンの西口が一番近いと思いますが、後は大津さんの記事と写真で楽しんでください。

僕もこの日は結構楽しんで、食べて、しゃべって、休憩も取りながら珍しいものに手を触れて気分よく楽しませてもらいました。

一度出かけてみられるのも良いかと思いますよ。珍しい物がたくさんあってつい欲しくなるかも。財布の中身も確認してね。

ではまた5月に書きます。

4月以降色々な集まり、例えば視障協の総会や鍼灸の総会などありますので案内を見て参加してください。

5月には春の残存訓練、7月にはつえの里の総会など計画されています。

お元気で!

 

事務所から

つえの里 管理者 戸嶋 静子

 

春の日差しが心地よくなりましたが、皆様方お変わりなくお過ごしの事と思います。

先日、つえの里では職員が順番にインフルエンザになり、皆様にも大変ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。今後は、体調管理に気をつけて仕事に支障が無いようがんばりますので、よろしくお願いします。

暖かな春の到来です。外に出て外気を沢山浴びてくださいね。

ヘルパー派遣が必要なときは必ず、つえの里へご連絡をお願いします。

 

お知らせ

 

皆様方と社会参加を楽しまれていた、会員の勝部善正様が去る1月12日にお亡くなりになられました。お悔やみ申し上げます。合掌

 

 

 

ちいさなたび

大津 廣子

前日来の雨も止み、風は強いながらも晴れ空になった2月21日(日)の朝、豊田市駅を9時15分に発車する知立行きの電車に乗りました。2両編成なので土橋駅でほぼ満員、立ち客も出始めました。知立駅で9時47分に発車する新岐阜行き特急に乗り換え、ひと駅先の神宮駅で乗り換えのためにまた下車です。用足しするくらいの時間はありましたのでここでちょっと寄りトイレ。

特急セントレア行きです。この電車は当然の如くキャスターバッグ等大きな荷物を持った人々が多い上に満員電車。白杖を目にされた心優しき方に席を譲ってもらい、約30分でセントレアに到着。改札口で駅員さんに「イオンモール常滑」行きのシャトルバス乗り場を尋ねて、エレベーターを使い、1階のバス乗り場へ。エレベーターの扉が開いた途端、正面からの風をまともに受けて一瞬外に出るのを躊躇いました。6番乗り場までは定期バス乗り場になっていて、シャトルバス乗り場は7番、8番を通過した先の9番乗り場でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発車までまだだいぶあるのに3~4人の待ち人が目にとまりました。そこは屋根が付いていて影になっている上に風もあるので日向まで行けば、ちょっとでも太陽に当たると風の冷たさも和らぐかなとの気持ちで日向に移動しました。10分ほど待つとたくさんの人を乗せたシャトルバスが9番乗り場に入って来、入れ替わりに乗車するのですが、海外の方も多くて、その分荷物も多くて総勢30名くらいが利用しました。駐車場の先のシャトルバス発着場所までは約15分ほど要しましたが、大提灯のある正面まで運んでくれるのでとても助かります。

テレビで何度か目にした巨大招き猫の横を通り、常滑のれん街へ。

 

 

 

ここには14店舗ほどがレストラン街として軒を連ねていますがどの店先にも待ち客がいて、自分の番が来るまでに1時間近くも掛かりそうな店も。豊田市でも目にするお豆腐の「いしかわ」でおはぎを買って、ベンチで食しましたが、通行人に見られても恥ずかしさなんて感じませんでした。ちょっとお腹も満たされたところで、今度はお店巡り。圧倒的にレディスのショップが多いのは何処も同じですね。豊田にもあるお店が結構入店していてわざわざこんなところで買って帰る必要はないかな?とも思ったり、初めて聞いたブランドもあったりとそれなりに楽しめました。1階のレストラン街は諦めて、2階にあるフードコートへ。ここは想像以上に広くって16店舗が営業しています。ここでも人人人。日曜日なので家族連れが圧倒的に多かったのですが、これは当然でしょう。本日のチョンボはこの時でした。席も取らずに先に注文し、出来上がったら鳴るブザーを渡された後、そうか、席を決めてなかったとうろうろと歩き回りましたが、生憎どこにも空席なし。そのうちブザーが鳴ったので取り敢えず引き取りに行き、トレーを抱えたまま見て回ること4~5分かな?とても長く感じたけれど、多分そんなところでしょう。ようやく先客が譲ってくださったのでホッとできました。麺が少し延びてたかも。満腹感120%になったところで再びショッピングモードに変更して歩くことになります。目に付く端から買い物するとまた別のよく似た商品を扱っている店の商品が気にいったりするので、最初はモール内をウインドショッピングするのが懸命ですね。でもそうすると1日を要するかもしれませんね。

買い物も済ませ、イオンスタイルまで行ってサービスカウンターにてりんくう常滑駅への道順を尋ね、東出入り口から外に出て、駐車場内の横断歩道の上に屋根がついており、動線に沿って行くと駅舎が見えてきました。無人駅です。ここから1時間に2本ある準急に乗って常滑駅で名古屋方面に向う特急電車に乗り換えるのですが、1本乗り遅れると常滑駅にてたくさん待つことになります。でも常滑駅の待合室にはエアコンが入っているんですよ。初めてみました。ちょっと嬉しかったです。

今回の珍道中も4時半に終了しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュースの目

 

篠田 進

 

障害者差別解消法施行へ地域協

39自治体16年度内に設置

障害者差別解消法が4月に施行されるのを前に、県は県内全54市町村の準備状況を発表した。国や県が設置を求める「障害者差別解消支援地域協議会」は、39自治体が2016年度内に設置すると県の調査に答えた。

差別解消法は、地方自治体や民間事業者などが障害者を差別的に扱うことを禁じ、自治体に相談窓口の設置などを義務付ける。

地域協議会は、障害者団体や教育、医療福祉、法曹関係者らが一堂に集まり、相談内容の情報共有や連携した対応を協議する。

今月1日時点での調査では、39自治体が「設置予定」と回答し、蟹江町など9自治体は検討中。東栄町や豊根村など6自治体は、体制面の理由などから「設置予定がない」と答えた。

東栄町福祉課の担当者は「差別対応だけで一つの会議を設けるのは難しい」として、障害者自立支援法に基づく自立支援協議会で対応する。

衆参両院は13年の法律成立時、「制度の谷間や、たらい回しが生じない体制を構築するため、設置を促進させる」と付帯決議しており、大村秀章知事は23日の会見で「体制をつくるように働き掛け、県もサポートしていきたい」と述べた。

自治体庁舎での車いす用のスロープ設置や窓口での手話、筆談など障害に配慮した対応を自治体職員に義務付ける要領は、41自治体が策定予定で、8自治体が検討中。5自治体は「予定はない」という。    (奥田哲平)

(2016年2月25日 中日新聞 朝刊)

 

訪問・通所介護 4割超赤字

訪問介護と通所介護(ディサービス)の事業者の40%以上が赤字となっていることが、日本政策金融公庫総合研究所の調査で分かった。2015年4月に事業者に支払われる介護報酬が全体で2,27%引き下げられたたことが主な要因で、57,6%の事業所が改定後に報酬が減少した。小規模な事業所ほど赤字の割合が高い傾向にあった。

調査は昨年10月、訪問介護か通所介護のサービスを提供する企業や社会福祉法人などを対象に実施し、2886事業者から回答があった。

サービスごとの事業者の赤字割合は訪問介護が47,6%、通所介護が42,7%。特に通所介護では、事業所の規模が小さいほど経営が苦しい傾向が鮮明で、従業者が「4人以下」の赤字の割合が52,8%だったのに対し、「50人以上」だと32,8%にとどまった。改定の前と後で、報酬が「増えた」と回答した事業者は全体の8,8%。「変わらない」は33,6%。「減った」は57,6%だった。

日本政策金融公庫総合研究所は「大規模な事業所では、介護報酬の高いサービスを始めることなどで報酬減の影響を少なくできたが、規模の小さい事業所では対応が難しかったと考えられる」としている。

 

 

通所介護事業者の規模別の採算

*日本政策金融公庫綜合研究所調べ

従業者数 黒  字 赤  字
全   体 57,3% 42,7%
 50人以上 67,2% 32,8%
20~49人 59,8% 40,2%
 10~19人 51,7% 48,3%
  5~ 9人 49,1% 50,9%
  4人以下 47,2% 52、8%

(2016年3月3日 中日新聞 朝刊)

 

 

 

 

活動報告(平成28年1月・2月)

1月

6日(水)        サービス調整会議(介護保険)

地域自立支援協議会(相談支援)

18日(月)        精神障がい者研修(相談支援)

21日(木)        寿恵野小学校 実践教室

26日(火)        サービス調整会議(介護保険)

27日(水)        交通安全講習

相談支援部会(相談支援)

30日(土)        ヘルパー研修会・定例会

 

2月

3日(水)        自立支援協議会(相談支援)

4日(木)        サービス調整会議(介護保険)

5日(金)        サービス検討会議(相談支援)

8日(月)        相談支援連絡会(相談支援)

10日(水)        歯科口腔保健事業関係者研修会

相談支援部会(相談支援)

13日(土)        統合失調症と家族研修会(相談支援)

15日(月)        精神障がい者支援従事者研修会

(相談支援)

16日(火)        井上小学校 実践教室

17日(水)        童子山小学校 実践教室

18日(木)        理事会

19日(金)        井上小学校 実践教室

24日(水)        相談支援研修

25日(木)        サービス調整会議(介護保険)

精神保健福祉関係機関連絡会(相談支援)

29日(月)        福祉サービス等提供事業所向け研修

(相談支援)

 

編集後記

 

全国的にインフルエンザが流行しており、その流行に乗りたくはありませんでしたが、つえの里事務所内でもインフルエンザB型で倒れる人が続出しました。現在は、みんな元気になりましたが、季節の変わり目。皆さんも、体調が悪くなりやすい季節ですので、手洗いうがいをしっかり行い、水分補給もこまめに。疲れたと思ったら、ゆっくり休み、体調に気をつけてお過ごしください。

 

 

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