つえの里だより 第68号

2015-11-26

第 68 号

平成27年11月

 

巻頭言「秋に咲く花に寄せて 他」

つえの里 理事長 篠澤國雄

猛暑の夏から秋になり、疲労感の出る今日この頃、つえの里利用者、会員の皆様はお変わりありませんか?

2ヶ月の御無沙汰でしたが、私はなんとか頑張っております。11月は秋たけなわ、紅葉など楽しみにしつつ一般の方々は過ごしておられるであろうと想像しつつも、私は季節の中で憂鬱になるので好きではありません。でも秋に咲く花は殆どが香り良し、触れてみても花びらがしっかりしているので安心して触れられる。その上に手に良い残り香がついて来てくれるので気持ち良く楽しめます。僕の家の庭に咲く小菊も朝雨戸を開けると「おはよう」と言わんばかりに香っています。そこでつえの里だよりの「ちいさなたび」の取材を兼ねて名古屋城の「菊花大会」に大津ヘルパー、篠田氏のいつもの3人で行ってきました。菊人形が10数年前は何体もあって説明を聞き香りに浸り嬉しい限りでしたが、今年は3体のみ。費用が掛かって止めたのかどうかはわからないけれどちょっと残念でした。菊花大会の方はかなり工夫され、充実感に燃えているのだなと思いました。

 

しかし我が家の侘しく咲いている花のことを思ったら、香りが薄いなと感じました。形や色や大きさを競うだけではなく、香りにも力を入れて欲しいななどと想い帰途に着きました。又今回も大津さんの記事で楽しんでください。この便りが届くころには多分菊祭りは終わっていることと思いますが、来年を楽しみにこの時期を忘れずにお出かけされるのをお勧めします。

 

最後にアイシンの50周年記念コンサートの招待をいただきましたので久しぶりのコンサート「森山良子と秋川雅史」さんの素晴らしい歌声に2時間浸ってきました。

演歌とはちょっと違っているのでと思いきや会場はかなりの人が入られたようでした。

会場で歌われた曲が入ったCDを2枚買い求め、家のホームステレオに掛けて聞いてみたらやっぱり生には敵わないねと思いました。特に秋川さんには専門のピアニストが付いておられたようで、北島三郎の「祭り」を秋川調でピアノの素晴らしい伴奏は僕にとって最高の嬉しさでした。北島さんとは全く違って本当の声楽「クラシック」の歌い方、よくもあんな風に歌えるわいと感動しました。森山さんとはデュエットもあり、森山さんが負けるものかとでも言わんばかりの声の張りに対し、一層の良さを感じました。買って行ったCDで同じ曲を聞きましたがちょっと力の入れ方が今ひとつのように聞こえました。アイシン工業さん、素晴らしいコンサートの招待ありがとうございました。より一層の繁栄を祈ってやみません。

では新しい2016年1月までお元気で!

 

 

事務所から

つえの里 管理者 戸嶋 静子

紅葉の季節の中皆様も秋を満喫していますか(・・?きっと美味しいものを沢山食べて元気にお過ごしのことと思います。

私事ですが、11月の初めに長野県に出掛けて来ました。色づく紅葉や綺麗な山並みに感動してリフレッシュして来ました。

秋が終われば今年もいよいよ終わりに近づいて来ます

年末年始になります。ヘルパーを依頼される利用者の方は必ず

つえの里までご連絡を下さる様お願い致します。(つえの里の活動把握と緊急対応に必要が生じた時のため)今年も寒さが日に日に増して来ます年末にかけて皆様方も体調管理に気をつけてお過ごし下さい。

 

お知らせ

6月に亡くなられた上田英雄様のご遺族の方よりCDコピー機のご寄付を頂きました。皆様のもとにも音声の便りに使わせて頂きます有難うございました 合掌

 

ちいさなたび

大津 廣子

10月25日(日)は、晴れましたが秋風が冷たい一日でした。

豊田市駅を9時30分に発車する4両編成の知立行きに乗って、丁度この日から11月23日まで名古屋城で開催される名古屋城菊花大会に行ってきました。

愛知の菊人形は江戸時代後期に菊の栽培が盛んになり、鳥の形などを菊で作る「菊細工」が作られ始めたのが始まりで、顔を人形で作り、からだ全体を菊で飾った菊人形が作られるようになり明治20年ころには全国に広まったとか。

金山から地下鉄の名城線に乗り市役所で降ります。長い階段を上がって地上に出ましたがやはり寒い!東門から入り、身障手帳を提示して本人と付き添い一人まで無料で入れました。中に入って先ず目に飛び込んできたのが「はち丸」クンです。

はち丸は名古屋城開府400年事業のマスコットの一人で性別は男、1610年(慶長15年)の生まれで、400年の旅人と呼ばれている。

今回は「花と緑の夢あいち」のサテライト会場名古屋エリアのひとつであるこの名古屋城に出没中でした。そのはち丸クンにいきなり出会ってしまったので、東門に飾ってあった目的の菊人形を見落としてしまいました。正門まで行って2代藩主の光友、千代姫の夫婦人形の2体が目に入ったとき、あれ、こんだけ!?とがっかりして城内のスタッフに尋ねたら東門にもう一体ありますよとの返事。

それでも一体だけなんだな、何年振りかで訪れてみたら・・・。そういえば前に来たときに菊師の高齢化と後継者不足の話しを聞いたことを思い出しました。まあ、寂しいことだけれどこれも時代の流れかな。

話しは後先になったけれどはち丸の写真を撮ったあと、目に付いた二の丸の茶亭にてお抹茶を戴きました。地元の美術館で戴く抹茶よりも若干お値段は張りますがとっても美味しく戴きました。

気を良くして歩いていくと匂ってきました、菊の香りが。ここからは菊花展の鑑賞です。大菊1本仕立て、5本仕立て、ダルマ作り、千輪咲き、岩や古木に苗を挿し木した盆養、盆栽などなど、何度見ても良いものです。どのコースも一定の決まりごとがあって、菊丈や花の大きさを揃えたり、鉢の大きさ、色彩、総合美を競う厳しいものですね。

真ん中には菊の花壇がしつらえてあり、一般の家庭で育てる菊類が鉢植えのまま並べられ、合掌造りのミニチュアもありで、これも目の保養になりました。

流れのまま、正門の方に歩いて行って2体の菊人形を鑑賞したあと、教えられた東門に戻って初代藩主の義直の人形を見たら、お腹が空いてきました。

さて、どこで昼食を摂る?という話しになりましたが、外に出ても何にもないだろう、かといって正門まで戻るのもおっくうだし、前回と同じく近場のきしめん亭へと。店内は結構込んでいて、おまけに食券売り機が進化していたので、それなりの年齢の婦人が中々上手く使えないらしく、店のおばさんが見かねて出てきて、それから後の客には店員さんが機械を操作してくれました。天ぷらきしめんとおでんを頼み、外の席を陣取って貰った食券の番号を呼ばれるまでおとなしく待ちました。

お腹も満たされ、席が空くのを待っておられる方に席を譲ってまた東門から名古屋城を後にしました。

 

 

ニュースの目

篠田 進

乳がん検診 毎年受けても

月1度自己チェックを

乳がんで手術を受けたタレントの北斗晶さん(48)は、検診を毎年受けていたにもかかわらず、2センチの大きさに成長するまで見つけられなかった。ただ、1年で急速に増殖する例も珍しくなく、専門家は「検診で問題なくても、月に1度は自己チェックを」と訴える。  (山本正嗣)

1年で数センチの増殖例も

愛知県の主婦(53)は45歳の時に、左胸に乳がんを患い、全摘手術を受けた。その6年前から毎年、マンモグラフィーとエコー、視触診の検査を受けていたが、1度も異常を指摘されなかった。

最初の異変は生理直後の左胸の鈍い痛みから始まった。その年の検診時に医師に伝えたが、医師から「乳腺が腫れているだけ」と言われた。微熱や体のだるさも出てきたため、1年後に受診。数センチ大のがんと、鎖骨のリンパ節への転移が見つかった。今のところ再発していないが、主婦は「検診で安心していた。もっと早く受診すればよかった」と悔やむ。

名古屋医療センター(名古屋市)乳腺科の森田孝子医師(53)によると、検診の合間に自覚症状が出て見つかるケースは「決して珍しくない」という。

その一つが、急速に増殖するタイプ。多くの乳がんは1センチの大きさに育つまでに10年かかるといわれるが、一部は分裂が早く、1年で数センチになるものも。タイミングが合わなければ早期発見は難しい。

マンモグラフィーでは、初期のがんの恐れがある「石灰化」と呼ばれる砂粒状の影はよく見分けられるが、正常な乳腺も腫瘍も白く映るため、、がんが小さすぎたり柔らかかったりすると、正常組織との見分けが難しい。鎖骨や乳房の下部など、撮影されない部分にがんができることもある。

森田医師は「マンモグラフィーは、触診で分からない小さながんを見つけられる。定期的な検診は不可欠」とした上で「精度の高いマンモグラフィーが行える医療機関で検診を受けて」と勧める。参考になるのがNPO法人「日本乳がん検診精度管理中央機構」(名古屋市)のホームページ(「精中機構」で検索)だ。

検診の合間は、日常の自己チェックが早期発見につながる。ちょっとした変化を察知するため「お風呂などのときに普段から自分の体を見て、触ることが大切」(森田医師)だ。正常な乳腺は柔らかい脂肪と異なり固い。がんのしこりと区別するため、森田医師は「検診の後によく触り、自分の乳腺の硬さを知っておくこと。少しでも違和感があったら、乳腺の専門医を受診して」と話す。

乳がん撲滅を目指すNPO法人「J・POSH(日本乳がんピンクリボン運動)」(大阪市)はホームページ(「J・POSH」で検索)で自己チェックの仕方を公開している。

乳がんと検診

母乳をつくる乳腺小葉や乳管にできるがん。日本では女性の12人に1人がかかるといわれ、女性のがんでは最多。2014年の死亡者は13,240人で前年より微増。国は40歳以上に2年に1度、マンモグラフィーと視触診による検診を勧めているが、13年の受検率は34%にとどまる。

自己検診方法

①   鏡の前で後ろで手を組み、乳房に「くぼみ・ふくらみ」 ただれ・変色」「引きつり」はないかを見る

②   4本指で「の」の字を書くように指先で軽くなでて、しこりの有無を調べる

③   指先で乳頭の根元を軽くつまみ、血が混じったような分泌物がないか調べる

④   あおむけに寝て、背中の下に低めの枕かたたんだタオルを入れ、乳房を触ってしこりの有無を調べる

(2015年10月6日 中日新聞 朝刊)

 

活動報告(平成27年9月・10月)

9月

2日(水)     相談支援連絡会 (相談支援)

3日(木)     巴ヶ丘小学校 実践教室

4日(金)     サービス調整会議(介護保険)

8日(火)     相談支援初任者研修(相談支援)

9日(水)     相談支援部会(相談支援)

10日(木)     相談支援初任者研修(相談支援)

11日(金)     サービス担当者会議(介護保険)

14日(月)     サービス担当者会議(介護保険)

17日(木)     アルコール関連問題ワーク(相談支援)

19日(土)     相談支援専門員等研修(相談支援)

24日(木)     相談支援部会(相談支援)

25日(金)     サービス調整会議(介護保険)

相談支援フォローアップ研修(相談支援)

26日(土)     認知症研修(介護保険)

30日(水)     地域自立支援協議会(相談支援)

 

10月

1日(木)     石畳小学校 実践教室

5日(月)     サービス検討会議(相談支援)

6日(火)     サービス調整会議(介護保険)

7日(水)     相談支援初任者研修(相談支援)

相談支援協議会(相談支援)

8日(木)     相談支援初任者研修(相談支援)

11日(日)     つえの里ヘルパー研修会

15日(木)     理事会

16日(金)     東広瀬小学校 実践教室

22日(木)     大谷高校 実践教室

27日(火)     サービス調整会議(介護保険)

28日(水)     自立支援協議会(相談支援)

29日(木)     大谷高校 実践教室

30日(金)     サービス提供研修会(相談支援)

 

 

編集後記

 

暖かいと思えば急に寒くなったり、季候が不安定な日が続いています。体調をくずしやすい時期なので、体温調整のしやすい服装などで工夫して、体に気をつけてお過ごしください。

 

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